キングハーバー（2004年生、母ケイアイマリーン）

キングハーバー（2004年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「王＋港」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャターザゴールド（当時7歳）と交配したケイアイマリーンが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）山本牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方12戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の一般B2四。

経歴

デビュー前

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

5月5日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

8月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

9月30日、中7週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

4歳（2008年）

12月7日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた5戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1十（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネマシェリを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

12月31日、中2週で迎えた6戦目は、一般C1七（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

5歳（2009年）

3月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゲイリーリバイバルにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4月13日、中2週で迎えた8戦目は、桜松公園レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のミルウイニングをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

4月26日、中1週で迎えた9戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、田沢湖賞（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

5月18日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般B2六（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルスペランザを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月1日、中1週で迎えた11戦目は、一般B2四（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた12戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモレイロウに6馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月29日、中1週で迎えた13戦目は、みなづき賞（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エーシンスローインにアタマ差交わされて2着となった。

9月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、北上市立博物館レース（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた15戦目は、月刊Oh!Shun賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオウシュウシュガーに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月30日、中5週で迎えた16戦目は、横手やきそばレース（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。