リュクスポケット（2015年生、母コンカラン）

リュクスポケット（2015年1月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+母父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時14歳）と交配したコンカランが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2017年の萩ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、田畑憲士によって2,700万円で落札された。

庄野靖志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

9月17日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は500kg。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のメガリージョンをクビ差振り切って初白星を挙げた。

10月28日、中5週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず3着に敗れた。

12月2日、中4週で迎えた3戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のシクラメン賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく3着に敗れた。

3歳（2018年）

3月10日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って5着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

7月8日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。

4歳（2019年）

4月14日、約9か月半の休養明けで迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

6月2日、中6週で迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

7月21日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

8月11日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

9月22日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

12月28日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（6戦1勝）。18頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のナンヨープランタンに2馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

5歳（2020年）

1月26日、中3週で迎えた14戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの壇之浦特別（小倉芝1800m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

4月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの丹波特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

5月10日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（8戦2勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

8月30日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着を確保した。

9月21日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの2010メモリアルブエナビスタカップ（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、5着を確保した。

10月11日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（9戦2勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい5着に終わった。

11月22日、中5週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの甲東特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（10戦2勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（11戦2勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

6歳（2021年）

2月21日、中9週で迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。ハナに立ち、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

3月6日、中1週で迎えた23戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの小豆島特別（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた24戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの天神橋特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（12戦2勝）。8頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

6月19日、中9週で迎えた26戦目は、3歳以上2勝クラスの皆生特別（阪神芝1600m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、田畑憲士によって2,700万円で落札された。

庄野靖志厩舎（栗東）へ入厩。

4月10日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、4歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は524kg。10頭立ての9番ゲートからスタート。競走除外となった。

7歳（2022年）

4月23日、約10か月半の休養明けで迎えた27戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの丹波特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着を確保した。

5月7日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上2勝クラスの鞍ケ池特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、リトルクレバーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2022年6月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。