バージョンワン（2001年生、母レディストロベリー）

バージョンワン（2001年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父がサンデーサイレンスの初年度産駒に加え、この馬も初仔なので」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時9歳）と交配したレディストロベリーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方6戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の一般C2。

経歴

デビュー前

広尾サラブレッド倶楽部にて総額1,700万円（3.4万×500口）で一口馬主が募集された。

高市圭二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

1月11日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったタイキシルバーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

1月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

4歳（2005年）

2月4日、約12か月半の休養明けで迎えた3戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた4戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた5戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったゼンノスイカズラから5馬身差の2着となった。

3月18日、中1週で迎えた6戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったタケイチホースから4馬身差の2着に敗北した。

3月29日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は倉地学騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のスズカスキャンに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月10日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた8戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

5歳（2006年）

1月8日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で塚田祥雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

2月15日、中4週で迎えた10戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーステッキ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、3着に入った。

3月11日、中2週で迎えた11戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

3月19日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

5月27日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は塚田祥雄騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

6月3日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で塚田祥雄騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月22日、中6週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中谷雄太騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。