ダンツラベンダー（1999年生、母グレースフルウイングス）

ダンツラベンダー（1999年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のSea Hero（当時9歳）と交配したグレースフルウイングスが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）タガミファーム。戦績は、中央平地16戦1勝2着2回、地方8戦1勝。主な勝ち鞍は2001年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、タガミファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、タガミファームから「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、山元哲二によって1,270.5万円で落札された。

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

9月9日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったスズカアンゼラに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月13日、中1週で迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のハクリュウタケフジをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

11月4日、中2週で迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた5戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

12月16日、中3週で迎えた6戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のさざんか賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

3歳（2002年）

1月13日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳500万下の若菜賞（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた8戦目は、G.ビエトリーニ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた9戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、シンメイロッチにクビ差交わされて2着となった。

3月31日、中1週で迎えた11戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた13戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の矢車賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着を確保した。

5月19日、中1週で迎えた14戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を5馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた15戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

6月22日、中1週で迎えた16戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の売布特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、後続を5馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい17着に終わった。

8月17日、中7週で迎えた17戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンサドル賞（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のグローリアスオーに3馬身の差をつけて制した。

9月8日、中2週で迎えた18戦目は、赤見千尋騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のスプリンターズ賞（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、間瀬湖特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2003年）

1月4日、中2週で迎えた20戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（浦和ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

2月14日、中5週で迎えた21戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

3月13日、中3週で迎えた22戦目は、一般B3三（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

6月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、マルチフェア特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた24戦目は、三峰山特別（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。