シンメイロッチ（1999年生、母クイーンドロップ）

シンメイロッチ（1999年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時6歳）と交配したクイーンドロップが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）稲原牧場。戦績は、中央平地17戦2勝2着2回、中央障害10戦4勝2着3回。2004年の京都ジャンプステークス(ハンデJG3)で2着に入った他、2004年の小倉サマージャンプ(ハンデJG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

8月12日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

3歳（2002年）

1月12日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったウイングオブタイムに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

1月27日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したアネストウイッシュを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスワヤマナイスガイに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るダンツラベンダーをクビ差だけ差し切って優勝

3月31日、中1週で迎えた8戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で四位洋文騎手（5戦2勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

10月12日、約6か月半の休養明けで迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の保津峡特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り17着に終わった。

11月3日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の北大路特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

12月7日、中4週で迎えた11戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

4歳（2003年）

1月19日、中5週で迎えた12戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた13戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた14戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の春日特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた15戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の須磨特別（阪神芝1400m 雨/重）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3月16日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の丹波特別（阪神芝1600m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

4月27日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は村山明騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のエアスヌープをハナ差制して優勝

6月7日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた18戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中京障害芝3370m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月2日、中7週で迎えた19戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月15日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

12月13日、中3週で迎えた21戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は村山明騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のタガノツヨシに2馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

5歳（2004年）

1月17日、中4週で迎えた22戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3190m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた23戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3190m 曇）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のタガノガルチに1馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

4月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったクールジョイから3/4馬身差の2着となった。

5月15日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったクールジョイから7馬身差の2着に敗北した。

6月19日、中4週で迎えた26戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムマッチョに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

7月25日、中4週で迎えた27戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったロードプリヴェイルから1馬身3/4差の2着となった。