アネストウイッシュ（1999年生、母スーパージェラシー）

アネストウイッシュ（1999年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジェニュイン（当時7歳）と交配したスーパージェラシーが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高橋牧場。戦績は、中央平地26戦2勝2着2回、中央障害3戦1勝2着1回、地方2戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の城崎特別(500万下)。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,400万円（14万×100口）で一口馬主が募集された。

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

12月1日、デビュー戦は川原正一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

12月15日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

3歳（2002年）

1月5日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

1月20日、中1週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

1月27日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のシンメイロッチに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

2月16日、中2週で迎えた6戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

5月19日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京ダート1700m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

6月16日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川島信二騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた13戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、白百合賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ツルギマンテンに交わされて1馬身半差の2着に敗れた。

9月11日、中4週で迎えた14戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、淀川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイズミシャンハイに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

10月6日、中3週で迎えた15戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の藤森特別（京都ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた16戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の天ケ瀬特別（京都ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

4歳（2003年）

3月9日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は植野貴也騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。ハナに立ち、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた18戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の伊丹特別（阪神ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

3月30日、連闘で迎えた19戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

4月20日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月10日、中2週で迎えた21戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた22戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御嶽特別（中京ダート1700m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったロードプリヴェイルに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

6月28日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下の城崎特別（阪神ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトーブマイニングをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

7月20日、中2週で迎えた24戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の天草特別（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

11月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた25戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた26戦目は、R.ヒューズ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったダイナミックエースにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

12月14日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた28戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

5歳（2004年）

1月11日、中1週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は植野貴也騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。最後は、勝ったオースミツヨシから3馬身差の2着となった。

1月25日、中1週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のチョウヤルデに4馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

2月14日、中2週で迎えた31戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3790m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。8着に敗れた。