エアスヌープ（1998年生、母ダイナエトワール）

エアスヌープ（1998年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時6歳）と交配したダイナエトワールが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地7戦1勝、中央障害6戦1勝2着1回、地方19戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

3月3日、デビュー戦は高田潤騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は500kg。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

3月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサダムドラゴンに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月7日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

4歳（2002年）

5月3日、約13か月の休養明けで迎えた4戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は高田潤騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

5歳（2003年）

4月27日、約10か月半の休養明けで迎えた8戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンメイロッチからハナ差の2着に惜敗した。

5月11日、中1週で迎えた9戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 雨）に出走。鞍上は5戦連続で高田潤騎手（7戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のスペキュレーションに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

6月14日、中4週で迎えた10戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で高田潤騎手（8戦2勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。13着に終わった。

8月9日、中7週で迎えた11戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 雨/重）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月20日、中5週で迎えた12戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3170m 雨/良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月12日、中2週で迎えた13戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は高田潤騎手（9戦2勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。

6歳（2004年）

3月13日、約5か月の休養明けで迎えた14戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた15戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、阿蘇山特設（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

4月18日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、玄界灘特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

7月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg絞って迎えた17戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、志布志湾特別（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた18戦目は、錦江湾特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安東章騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた19戦目は、大村湾特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は長田進仁騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月29日、中1週で迎えた20戦目は、関門海峡特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた21戦目は、高隈山特別（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は安東章騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた22戦目は、馬産地協賛遠賀川特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は長田進仁騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた23戦目は、韓国岳特別（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は安東章騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた24戦目は、松浦川特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安東章騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた25戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、球磨川特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた26戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1 A2 A3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

7歳（2005年）

3月12日、中9週で迎えた27戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、ブラッドストーン特設（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた28戦目は、原口義史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原口義史騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた30戦目は、周防灘特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で原口義史騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で原口義史騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で原口義史騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。