クールジョイ（1998年生、母グランソブリン）

クールジョイ（1998年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のナグルスキー（当時17歳）と交配したグランソブリンが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は久保時夫。戦績は、中央平地10戦1勝、中央障害36戦4勝2着5回。2003年の京都ハイジャンプ(JG2)で2着に入った他、2004年の京都ジャンプステークス(ハンデJG3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、久保時夫から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、菱田健によって378万円で落札された。

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

4月22日、デビュー戦は宝来城多郎騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

5月12日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未出走（福島芝1700m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るクリスマスリースを凄まじい末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

5月26日、中1週で迎えた3戦目は、3歳500万下のかきつばた賞（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

6月30日、中4週で迎えた4戦目は、3歳500万下のすいれん賞（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宝来城多郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宝来城多郎騎手（4戦1勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

7月21日、連闘で迎えた6戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

8月12日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の久留米特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

4歳（2002年）

5月3日、約9か月の休養明けで迎えた8戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

6月22日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で金折知則騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2003年）

4月5日、約9か月半の休養明けで迎えた12戦目は、R.ロケット騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンエーケンから4馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は金折知則騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドアフリートに5馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

5月17日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったウインマーベラスから1馬身1/4差の2着となった。

6月14日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。3着に入った。

10月12日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で金折知則騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた17戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で金折知則騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンエーケンから4馬身差の2着となった。

11月15日、中1週で迎えた18戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で金折知則騎手（9戦1勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったウインマーベラスから半馬身差の2着となった。

6歳（2004年）

1月17日、中8週で迎えた19戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3190m 小雨）に出走。鞍上は7戦連続で金折知則騎手（10戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったトップコーリングから半馬身差の2着に敗北した。

2月7日、中2週で迎えた20戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で金折知則騎手（11戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月13日、中4週で迎えた21戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で金折知則騎手（12戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月24日、中5週で迎えた22戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は10戦連続で金折知則騎手（13戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のシンメイロッチに3/4馬身の差をつけて優勝

5月15日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で金折知則騎手（14戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のシンメイロッチに7馬身の差をつけて重賞ウィナーの称号を手に入れた。

7月25日、中9週で迎えた24戦目は、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に62.5kgの斤量を背負って出走。鞍上は12戦連続で金折知則騎手（15戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月20日、中7週で迎えた25戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3170m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は13戦連続で金折知則騎手（16戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月16日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデJ・G3の東京オータムジャンプ（東京障害芝3300m 曇/良）に62.5kgの斤量を背負って出走。鞍上は14戦連続で金折知則騎手（17戦3勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7歳（2005年）

3月12日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で金折知則騎手（18戦3勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

8歳（2006年）

1月14日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた28戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3190m 雨）に出走。鞍上は16戦連続で金折知則騎手（19戦3勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月22日、約3か月半の休養明けで迎えた29戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外小雨/不良）に出走。鞍上は金折知則騎手（20戦3勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月10日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた31戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。14着に終わった。

11月11日、約5か月の休み明けで迎えた32戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 雨/稍重）に出走。鞍上は金折知則騎手（21戦3勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

12月2日、中2週で迎えた33戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（22戦3勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のノボリハウツーに半馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

12月23日、中2週で迎えた34戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9歳（2007年）

4月21日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた35戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は金折知則騎手（23戦4勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。3着に入った。

5月12日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた36戦目は、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（24戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月9日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた37戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（25戦4勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10歳（2008年）

6月22日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた38戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は高田潤騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月26日、中4週で迎えた39戦目は、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（26戦4勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月15日、約3か月半の休み明けで迎えた40戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（27戦4勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

12月6日、中2週で迎えた41戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（28戦4勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた42戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で金折知則騎手（29戦4勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

11歳（2009年）

1月17日、中2週で迎えた43戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3190m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で金折知則騎手（30戦4勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月16日、約4か月の休み明けで迎えた44戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で金折知則騎手（31戦4勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

6月13日、中3週で迎えた45戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で金折知則騎手（32戦4勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月14日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた46戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で金折知則騎手（33戦4勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。