ベストミーエヴァー（2021年生、母Delphinia）

ベストミーエヴァー（2021年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「今までで最高の私。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のNo Nay Never（当時10歳）と交配したDelphiniaが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2024年のスイートピーステークス(オープン牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

8月20日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー新潟（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたアドマイヤベル決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

10月9日、中6週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

3歳（2024年）

2月18日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルオーシャンをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

4月28日、中9週で迎えた4戦目は、T.T.オシェア騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

6月23日、中7週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でT.T.オシェア騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では矢のように急駛したが、勝ったアスクカムオンモアに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2025年）

2月23日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月3日、中9週で迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚を見せたが、勝ったデュアルウィルダーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗れた。

8月31日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、マカナに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中8週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のマリアイリダータを半馬身振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。