トウカイトパーズ（1992年生、母トウカイローマン）

トウカイトパーズ（1992年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のファストトパーズ（当時9歳）と交配したトウカイローマンが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）岡部牧場。戦績は、中央平地28戦4勝2着4回、地方1戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

11月26日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた2戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（1995年）

7月9日、約7か月の休養明けで迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサツキパワーを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月5日、中3週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の陸奥湾特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の北洋特別（函館芝1800m 曇/重）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

4歳（1996年）

4月28日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したビューティーソニアを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月11日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のタイトルロウルをアタマ差振り切って2勝目を獲得した。

5月26日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず最後はマリファイターと並んで6着同着となった。

6月9日、中1週で迎えた10戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の日吉特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアグネスブライアンを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

8月3日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の五稜郭特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（4戦2勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

8月10日、連闘で迎えた13戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の潮騒特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

9月7日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のみなみ北海道ステークス（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（5戦2勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は清山宏明騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

10月12日、中2週で迎えた17戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の瀬波特別（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエリモノリュウに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月26日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（6戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のジャストアヒーローに1馬身1/4の差をつけて4勝目を挙げた。

11月17日、中2週で迎えた19戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の御陵特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

12月14日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

5歳（1997年）

1月7日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（7戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

2月1日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（8戦3勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

6月8日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の五稜郭特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下の松前特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、勝ったメジロファラオに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6歳（1998年）

2月18日、約8か月の休み明けで迎えた25戦目は、名古屋チャレンジカップ破天荒賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヴィクタールミネスから5馬身差の2着に敗北した。

3月8日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（10戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったフサイチブライアンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月28日、中2週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下の槍ヶ岳特別（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（11戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（12戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

8月9日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、4歳以上900万下の佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。