ベリーク（2021年生、母エルビッシュ）

ベリーク（2021年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アイルランドの町名。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のシュヴァルグラン（当時9歳）と交配したエルビッシュが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2024年の名古屋モーニングフィーバー32。

経歴

デビュー前

西村真幸厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

10月21日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー京都（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

3歳（2024年）

6月22日、約8か月の休養明けで迎えた2戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1900m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

8月11日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた4戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー32（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンゾディアクを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月17日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた6戦目は、一般C17（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のクラージュミノルに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月21日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（3戦2勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

10月31日、中0週で迎えた8戦目は、一般C11（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮下瞳騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた9戦目は、一般C8（名古屋ダート920m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮下瞳騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

11月22日、連闘で迎えた10戦目は、一般C8（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮下瞳騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したサイレントヴォイスを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月23日、中3週で迎えた11戦目は、一般C8（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮下瞳騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

4歳（2025年）

2月7日、中6週で迎えた12戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

3月5日、中3週で迎えた13戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四五（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウベニバナを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月9日、中4週で迎えた14戦目は、夢見ヶ崎賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

5月16日、中4週で迎えた15戦目は、一般C2八九（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた16戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したウインプリームスにクビ差届かず2着に惜敗した。

7月9日、中2週で迎えた17戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、ターメリック賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のカネトシアンカーに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月5日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るロッソアモーレを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

9月8日、中1週で迎えた20戦目は、マイアミ賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンスレッドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

9月23日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（4戦3勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた22戦目は、坂ノ下賞（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（5戦3勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。