プロテア（2020年生、母ナスケンアイリス）
Protea
2020.02.17
プロテア（2020年2月17日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「花の名前。花言葉は『王者の風格』。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時12歳）と交配したナスケンアイリスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は桜井牧場。戦績は、中央平地12戦0勝2着1回、地方6戦5勝。主な勝ち鞍は2023年のやまぐち和牛燦特別(一般C3 11)。
経歴
デビュー前
1歳のとき、桜井牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、ノーザンファームによって3,740万円で落札された。
手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2022年）
7月23日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。馬体重は474kg。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。
10月1日、中9週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。
3歳（2023年）
1月29日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。
4月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。
5月14日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたグレイスカリヨン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。
6月25日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。
8月26日、中8週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。
11月4日、中9週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた8戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、みっちゃんガンバ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。
11月18日、中1週で迎えた9戦目は、やまぐち和牛燦特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスヴニールデジールを異次元の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。
12月2日、中1週で迎えた10戦目は、ダイナマイト九州特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウインクリエに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。
デビュー前
1歳のとき、桜井牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、ノーザンファームによって3,740万円で落札された。
田中守厩舎（高知）へ入厩。
1月16日、デビュー戦は赤岡修次騎手を鞍上に据えて、フクジュソウ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番ゲートからスタート。出走取消となった。
4歳（2024年）
1月23日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、ロウバイ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロードアスタリスクに6馬身の差をつけて3勝目を収める
2月4日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリターンオブクインに約12馬身の大差をつけて破竹の4連勝を決めた。
2月18日、中1週で迎えた13戦目は、残寒特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパルフェグラッセに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。
4月20日、中8週で迎えた14戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。
5月25日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。
6月15日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生来の負けじ魂を発揮してどうにかこうにかゴールまで走り切り、5着を確保した。
7月7日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、3着に入った。
11月9日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山稔樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。