インペリオ（2021年生、母ランブルジャンヌ）

インペリオ（2021年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「相手を服従させる呪文。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のインカンテーション（当時11歳）と交配したランブルジャンヌが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷川牧場。主な勝ち鞍は2024年の一般C25。

経歴

デビュー前

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

6月18日、デビュー戦は斎藤新騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー函館（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

8月5日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の2歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

11月18日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

12月23日、中4週で迎えた6戦目は、2歳戦の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

3歳（2024年）

1月13日、中2週で迎えた7戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に敗れた。

3月10日、中7週で迎えた8戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で古川奈穂騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた10戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

6月1日、中6週で迎えた11戦目は、高杉吏麒騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

8月11日、中9週で迎えた12戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

9月20日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた13戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた14戦目は、一般C25（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルアットーレに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月30日、中3週で迎えた15戦目は、鳥原川特別（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた16戦目は、一般C14（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

11月22日、連闘で迎えた17戦目は、一般C13（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮下瞳騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったロゴサウンドをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

12月5日、中1週で迎えた18戦目は、一般C10（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮下瞳騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るテンケイを豪脚でクビ差だけ差し切って人気に違わぬ実力を証明した。

4歳（2025年）

1月14日、中5週で迎えた19戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のリンダポッケに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

1月27日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2十四十五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のネオメガミに2馬身の差をつけて順当に勝利した。

2月20日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山林堂信彦騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のジャズスマイルに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月14日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2三四五（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山林堂信彦騎手（3戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた23戦目は、黄金のくるぶし賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山林堂信彦騎手（4戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマスターキーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月18日、中2週で迎えた24戦目は、アティ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山林堂信彦騎手（5戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月13日、中7週で迎えた25戦目は、田中洸多騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三四（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

デビュー前

小野寺晋広厩舎（大井）へ入厩。

7月3日、デビュー戦は田中洸多騎手を鞍上に据えて、一般C2三四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。10頭立ての7番ゲートからスタート。競走除外となった。

8月15日、中8週で迎えた26戦目は、一般C2三四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山林堂信彦騎手（6戦3勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2二三四（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（7戦3勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2二三四（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山林堂信彦騎手（8戦3勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた29戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山林堂信彦騎手（9戦3勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた30戦目は、駆け抜けろ粋なまち中央区賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山林堂信彦騎手（10戦3勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず3着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた31戦目は、ギムレット賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山林堂信彦騎手（11戦3勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた32戦目は、しながわシティラン賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山林堂信彦騎手（12戦3勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では賦性の闘志でゴールまで頑張り、5着を確保した。