クリノシチフクジン（2011年生、母ビブラートデプス）

クリノシチフクジン（2011年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋七福神」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスターリングローズ（当時14歳）と交配したビブラートデプスが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方8戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上C1二。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

3月2日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く最後はカレンクリスティーと並んで8着同着となった。

5月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月19日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた3戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の能登禄剛崎賞（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

9月28日、中5週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

4歳（2015年）

1月27日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた6戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、ウェルヴァーストに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

3月5日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るドリーミングハートを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月26日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のクインズフローリーをハナ差振り切って優勝

4月15日、中2週で迎えた9戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、あいりす賞（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったドントセイノーに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

4月30日、中1週で迎えた10戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月3日、中4週で迎えた11戦目は、時のふるさと明石特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。