セイントオデッセイ（2007年生、母アナロイド）

セイントオデッセイ（2007年2月26日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のストラヴィンスキー（当時11歳）と交配したアナロイドが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は中脇一幸。戦績は、地方28戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年のキリンのどごし<生>賞(一般C2二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中脇一幸から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、門別牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、内海正章によって420万円で落札された。

鈴木七郎厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2009年）

8月2日、デビュー戦は村松学騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、グラドルに交わされて4馬身差の2着となった。

8月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のホープフル（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

10月4日、中5週で迎えた3戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のホープフル（盛岡芝1000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヒバリエクスプレスに3/4馬身交わされて2着となった。

10月17日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳戦のホープフル（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のホープフル（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた7戦目は、2歳B1（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた8戦目は、2歳B2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた9戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、2歳B1（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

3歳（2010年）

1月3日、連闘で迎えた10戦目は、3歳B1（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

3月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳B1（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた12戦目は、3歳B1（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（8戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた13戦目は、3歳B1（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（9戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のくずまきずなレース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（10戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦のアメジスト賞（盛岡芝1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（11戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

6月13日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦のみちゃおきいちゃおIBC賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋悠里騎手（12戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた17戦目は、3歳B2一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で高橋悠里騎手（13戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた18戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の直売施設グリーンぴぁレース（盛岡芝1600m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた19戦目は、3歳B2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（14戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた20戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、3歳B2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（15戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

9月6日、連闘で迎えた22戦目は、北上市立博物館レース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（16戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

9月12日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（17戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（18戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

9月26日、連闘で迎えた25戦目は、べっか食堂賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（19戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

10月3日、連闘で迎えた26戦目は、天台の湯レース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（20戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。

10月10日、連闘で迎えた27戦目は、キリンのどごし<生>賞（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で高橋悠里騎手（21戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のグランディールビーに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月24日、中1週で迎えた28戦目は、フォックスバーデン賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で高橋悠里騎手（22戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。