タガタメ（2004年生、母チャンネルワン）

タガタメ（2004年2月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「誰のため」。毛色は鹿毛。種牡馬のディアブロ（当時17歳）と交配したチャンネルワンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は森本隆彦。戦績は、中央平地4戦1勝、地方15戦4勝2着1回。2007年の北斗盃(地方重賞)に勝利した他、2006年のリリーカップ(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、森本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

6月8日、デビュー戦は山口竜一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 雨/良）に出走。馬体重は472kg。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のパレスルビーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月6日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のベリーベリナイスに2馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

8月16日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアグリフェスタに2馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

9月2日、中1週で迎えた4戦目は、2歳500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口竜一騎手（3戦3勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のガールズポップに1馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

10月12日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G3のエーデルワイス賞（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で山口竜一騎手（4戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口竜一騎手（5戦4勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3歳（2007年）

1月17日、中2週で迎えた7戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、遅いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

2月14日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンのユングフラウ賞（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

3月21日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（6戦4勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月3日、中5週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（7戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のブルータブーを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

6月5日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、3歳地方重賞の北海優駿（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（8戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のフロイラインカップ（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口竜一騎手（9戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったティンバーランドからハナ差の2着に甘んじた。

7月12日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の華月賞（旭川ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口竜一騎手（10戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月12日、中8週で迎えた14戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、グランデラ賞（旭川ダート1000m 雨/重）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定地方重賞のノースクイーンカップ（旭川ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。11着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた16戦目は、地方重賞の道営スプリント（旭川ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4歳（2008年）

1月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の伏見ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた18戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1600万下の初音ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

9月27日、約7か月半の休養明けで迎えた19戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のTVh賞（札幌芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。