ナイキトリック（2008年生、母ナイキフェイバー）

ナイキトリック（2008年5月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋トリック」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時19歳）と交配したナイキフェイバーが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地18戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

1月29日、デビュー戦はA.クラストゥス騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

6月18日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

7月9日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、リアリーラヴユーに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

10月1日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のジュピタードリームに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

4歳（2012年）

4月8日、約6か月半の休養明けで迎えた6戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

5月12日、中4週で迎えた7戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、クリスリリーに半馬身交わされて2着となった。

6月9日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

6月17日、連闘で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（4戦1勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、ストレイトガールに3/4馬身交わされて2着となった。

7月7日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

7月28日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

9月1日、中4週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

5歳（2013年）

2月23日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた13戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

5月5日、中9週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

9月14日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず12着に終わった。

11月16日、中8週で迎えた18戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。