カイテキセレブ（2004年生、母アイリッシュピース）

カイテキセレブ（2004年4月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋有名人」。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時12歳）と交配したアイリッシュピースが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）猿倉牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方19戦8勝。主な勝ち鞍は2008年のジューンブライド賞(一般B2 B3 牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、猿倉牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

6月24日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた2戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

7月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

10月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg戻して迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた5戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

12月3日、中3週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

3歳（2007年）

1月21日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月20日、中7週で迎えた9戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップストロベリー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクールシャローンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月15日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

9月8日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた13戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に49kgの軽斤量で出走。17頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

10月29日、中4週で迎えた14戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のナスノシェーバーに6馬身の差をつけて2勝目を手にした。

11月26日、中3週で迎えた15戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリックフィオーレを交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて3勝目をマークした。

12月29日、中4週で迎えた16戦目は、一般C1七八（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロッキーダンサーに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2008年）

1月14日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、牝馬限定戦のウェルカム2008賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

3月10日、中7週で迎えた18戦目は、春風特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のイカンセンに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月7日、中0週で迎えた20戦目は、りょうけん座特別（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（6戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のタケノダンディを半馬身振り切って勝利をモノにする

5月12日、中4週で迎えた21戦目は、エメラルド賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で坂井英光騎手（7戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のワイエスハッスルに1馬身半の差をつけて優勝

6月22日、中5週で迎えた22戦目は、牝馬限定戦のジューンブライド賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で坂井英光騎手（8戦6勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のシャドウキャスターに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月31日、中5週で迎えた23戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ文月賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた24戦目は、サーフサイド賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（9戦7勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

11月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ霜月賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた26戦目は、オープス磐梯賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

12月30日、中3週で迎えた27戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

5歳（2009年）

1月19日、中2週で迎えた28戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、春駒賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた29戦目は、疾風スプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

2月19日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、オープス中郷賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた31戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、ブラッドストーン賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。9頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。