クールシャローン（2004年生、母レディピーチ）

クールシャローン（2004年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は栗毛。種牡馬のキングヘイロー（当時9歳）と交配したレディピーチが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は竹中哲。戦績は、中央平地26戦5勝2着2回、地方1戦0勝2着1回。2008年の淀短距離ステークス(オープン)で2着に入った他、2009年のバーデンバーデンカップ(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

12月3日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

3歳（2007年）

3月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた2戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップストロベリー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、カイテキセレブに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

6月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のコアレスナイナーに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月1日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

7月7日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のトレノトマトに3馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

8月26日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の白鳥大橋特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林徹弥騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下のUHB賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は7戦連続で小林徹弥騎手（6戦2勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のチアフルワールドに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月30日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の元町ステークス（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

11月4日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエネルマオーをハナ差振り切って4勝目を掴み取った。

11月23日、中2週で迎えた11戦目は、G3の京阪杯（京都芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦1勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、6着に終わった。

4歳（2008年）

1月19日、中7週で迎えた12戦目は、淀短距離ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、ファイングレインに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月10日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で長谷川浩大騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

3月8日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、G3のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

7月12日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のテレビユー福島賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

7月27日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のホエールシャークをアタマ差振り切って5勝目をゲットした。

8月17日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた18戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。

10月26日、中5週で迎えた19戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず12着に敗れた。

5歳（2009年）

5月23日、約7か月の休養明けで迎えた20戦目は、テレビ愛知オープン（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（4戦1勝）。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて13着に終わった。

6月28日、中4週で迎えた21戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したシャウトラインにハナ差届かず2着となった。

7月19日、中2週で迎えた22戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月16日、中3週で迎えた23戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

9月21日、中4週で迎えた24戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、エニフステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

11月7日、中6週で迎えた25戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

11月28日、中2週で迎えた26戦目は、G3の京阪杯（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

6歳（2010年）

5月22日、約6か月の休み明けで迎えた27戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、テレビ愛知オープン（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。