ニシノマーメイド（2003年生、母ニシノオトヒメ）

ニシノマーメイド（2003年2月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人魚」。毛色は鹿毛。種牡馬のデザートキング（当時9歳）と交配したニシノオトヒメが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着4回、地方10戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

太宰義人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

8月13日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、2着となった。

8月27日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

10月15日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月5日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、伸びてきたナリタジューン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったワンダーグラスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3歳（2006年）

4月22日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

5月7日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（6戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したエイシングラマーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月20日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（7戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

6月24日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（8戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトップアクトレスに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月23日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（9戦1勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で太宰啓介騎手（10戦1勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で太宰啓介騎手（11戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

9月2日、連闘で迎えた14戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

4歳（2007年）

2月4日、約5か月の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下の鳥栖特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（12戦1勝）。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

3月11日、中4週で迎えた16戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/不良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた17戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

6月6日、中9週で迎えた18戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、ケンタウルス特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月4日、中7週で迎えた19戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

12月24日、約4か月半の休養明けで迎えた20戦目は、折笠豊和騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の1500m開設記念（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

5歳（2008年）

1月3日、中0週で迎えた21戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、初富士賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

1月9日、連闘で迎えた22戦目は、ハンデ戦の鯛ノ浦特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

1月25日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、ガーネット特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は折笠豊和騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

1月29日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた24戦目は、一般B3二（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に終わった。

2月5日、連闘で馬体重を前走から15kg減らして迎えた25戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の春告鳥特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

2月15日、中0週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた26戦目は、ひだか鮭「銀聖」特別（浦和ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は折笠豊和騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

7月3日、約4か月半の休み明けで迎えた27戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、紫陽花特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた28戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の向日葵特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。