マスクオフ（2009年生、母ビハインドザマスク）

マスクオフ（2009年5月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「マスクを外す」。毛色は青鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時7歳）と交配したビハインドザマスクが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地5戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月10日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は410kg。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

11月27日、中6週で迎えた2戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマウントビスティーを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3歳（2012年）

3月4日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のタマモトッププレイを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

6月3日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したエアワンピースにクビ差届かず2着に惜敗した。

7月1日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったチェリーヒロインにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。