エアワンピース（2008年生、母エアメサイア）

エアワンピース（2008年3月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋アニメタイトルより」。毛色は栗毛。種牡馬のロックオブジブラルタル（当時9歳）と交配したエアメサイアが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地13戦4勝。主な勝ち鞍は2012年の豊栄特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

笹田和秀厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

1月22日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

2月19日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

5月8日、中6週で迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のナムラチアーズを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

5月22日、中1週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月27日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月10日、中8週で迎えた9戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

4歳（2012年）

1月15日、中4週で迎えた10戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

5月12日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のファントムロードを半馬身振り切って2勝目を手に入れた。

6月3日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（3戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマスクオフをクビ差振り切って制した。

7月29日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカネトシディオスを3/4馬身振り切って4勝目をゲットした。