カヌレフレイバー（2021年生、母エポカブラヴァ）

カヌレフレイバー（2021年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のNew Year's Day（当時10歳）と交配したエポカブラヴァが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷川牧場。2024年の優駿スプリントトライアルに勝利した他、2024年の優駿スプリントで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ティーズファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、尾田信夫によって2,640万円で落札された。

坂井英光厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2024年）

2月11日、デビュー戦は和田譲治騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は511kg。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホクトシーダーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月29日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、速いペースで馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオーネットオリーブに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポッドレオに4馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

6月6日、中2週で迎えた4戦目は、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦3勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のマッシャーブルムに1馬身半の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

7月10日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた5戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの優駿スプリント（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた6戦目は、一般B2五 B3五（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた7戦目は、カノープス賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（5戦4勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のエスプリボクチャンに2馬身の差をつけて5勝目をマークした。

12月31日、中3週で迎えた8戦目は、一般B2四（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（6戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

4歳（2025年）

10月6日、約9か月半の休み明けで迎えた9戦目は、ミザール賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（7戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタケシに5馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を制した。

10月22日、中1週で迎えた10戦目は、グリーンチャンネル開局30周年記念（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（8戦6勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、若干緩いペースで一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のカナウに3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。