シルバースペード（2020年生、母サトノベリーニ）

シルバースペード（2020年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+トランプのスペード。剣、冬の象徴」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシルバーステート（当時7歳）と交配したサトノベリーニが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はフジワラフアーム。主な勝ち鞍は2022年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、フジワラファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、二宮幸三によって3,630万円で落札された。

小野次郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

6月12日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では稲妻のようなを披露し、4着に入り込んだ。

7月24日、中5週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

8月27日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

9月24日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入った。

10月9日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイドを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って初白星を挙げた。

11月19日、中5週で迎えた6戦目は、2歳G2の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

3歳（2023年）

1月15日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

2月12日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

8月27日、約6か月半の休養明けで迎えた9戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた12戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

4歳（2024年）

1月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に敗れた。

3月10日、中5週で迎えた14戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた15戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 小雨/重）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた17戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの三国特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

6月9日、中3週で迎えた18戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。17頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

10月26日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、高杉吏麒騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの柏崎特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったツルマウカタチにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。