ミラクルパレット（2015年生、母ミラクルガール）

ミラクルパレット（2015年1月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「奇跡のパレット。母名、父名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴァーミリアン（当時13歳）と交配したミラクルガールが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。戦績は、中央平地2戦0勝。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上C2-10。

経歴

デビュー前

1歳のとき、千代田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって378万円で落札された。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額800万円（20万×40口）で一口馬主が募集された。

尾形和幸厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

2月17日、デビュー戦はF.ミナリク騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

5月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

4歳（2019年）

2月18日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた3戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C24（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のニュムパに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月7日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた4戦目は、マーガレット特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、ザラストキャンディにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月2日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のスプリングダイヤに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月24日、中2週で迎えた6戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、牡丹特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた7戦目は、一般C13 16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた8戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C16（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のペイシャアコに3馬身の差をつけて3勝目をマークした。

8月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

10月6日、中7週で迎えた10戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月7日、中8週で迎えた11戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（2020年）

2月8日、中8週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝2910m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた13戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 22（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したムーンシュトラールにハナ差届かず2着に惜敗した。

3月20日、中1週で迎えた14戦目は、ドリームシリーズ（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のベレットに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月4日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のオトメザミッキーに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

4月25日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシャイナに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月10日、中1週で迎えた17戦目は、薫風特選（佐賀ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で竹吉徹騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。