テイエムマンボ（2002年生、母プリンセスバトル）

テイエムマンボ（2002年3月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ラテン音楽の一つ」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時12歳）と交配したプリンセスバトルが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は日高テイエム牧場（株）。戦績は、中央平地12戦0勝、地方10戦6勝2着2回。2005年の荒炎賞(地方重賞)に勝利した他、2005年の荒尾商工会議所杯を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

8月21日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた5戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。17頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。17頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

12月18日、連闘で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

3歳（2005年）

1月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は川田将雅騎手（5戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

3月12日、中3週で迎えた11戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた12戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

5月7日、中5週で迎えた13戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のつつじ賞（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のマルシゲシーキングに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月25日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳オープンの荒尾クイーン特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村栄喜騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムニコニコに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月15日、中2週で迎えた15戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、一般C7（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のフミノローレルに2馬身の差をつけて制した。

6月29日、中1週で迎えた16戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、一般C6（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムスペシャルに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月5日、連闘で迎えた17戦目は、3歳オープンの荒尾商工会議所杯（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は吉井浩和騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマルヨファインに6馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月20日、中1週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞の荒炎賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のギオンスピードに2馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

8月28日、中5週で迎えた19戦目は、3歳地方重賞のロータスクラウン賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井浩和騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた20戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったナムラハンニバルから5馬身差の2着に敗北した。

10月15日、中3週で迎えた21戦目は、寒露特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は山口勲騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオースミスピーディを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2006年）

3月22日、約5か月半の休養明けで迎えた22戦目は、村島俊策騎手を鞍上に迎えて、一般C1（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。