アニマルキリシマ（2020年生、母アサクサロータス）

アニマルキリシマ（2020年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「動物+郷里霧島より」。毛色は栗毛。種牡馬のラニ（当時7歳）と交配したアサクサロータスが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田原橋本牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、中央障害2戦0勝、地方7戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2023年の3歳。

経歴

デビュー前

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

11月19日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

3歳（2023年）

2月25日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

3月25日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、土田真翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

4月1日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

5月14日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

5月21日、連闘で迎えた6戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

2023年5月24日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

6月18日、中3週で迎えた7戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のカフネに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月2日、中1週で迎えた8戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のマリノルルワに3馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

7月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のKYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のコスモエランドールをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

8月13日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦の南風月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシトラスタイムに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月10日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦のラジオNIKKEIは来年開局70周年記念（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で飛田愛斗騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の玄月賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で飛田愛斗騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキリシマラッキーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

10月28日、中4週で迎えた13戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のキタサンガイセンに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2024年）

1月27日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた14戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月10日、中5週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた15戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月20日、中5週で迎えた16戦目は、一般C2-5（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は川島拓騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて、最後は2着のキセキノセンシを半馬身振り切って勝利を手に入れた。