キセキノセンシ（2019年生、母ゼロカラノキセキ）
Kisekino Senshi
2019.03.29
キセキノセンシ（2019年3月29日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「母名の一部+戦士。父名より連想。時に奇跡を起こせる戦士になるよう」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時14歳）と交配したゼロカラノキセキが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は木村 秀則。主な勝ち鞍は2024年のさがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞(一般C2 22)。
経歴
デビュー前
広尾サラブレッド倶楽部にて総額1,200万円（0.6万×2000口）で一口馬主が募集された。
尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2021年）
12月5日、デビュー戦は黛弘人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。
12月25日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、4着に終わった。
3歳（2022年）
2月26日、中8週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。
3月21日、中2週で迎えた4戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。
6月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、5着に終わった。
6月26日、中2週で迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。
2022年8月5日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。
5歳（2024年）
2月4日、約19か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた7戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビディーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
デビュー前
広尾サラブレッド倶楽部にて総額1,200万円（0.6万×2000口）で一口馬主が募集された。
山田義人厩舎（佐賀）へ入厩。
3月8日、中4週で迎えた8戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のターンザコーナをハナ差振り切って圧倒的支持に応えた。
3月31日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2-7（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったウイニングメイビーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。
4月20日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2-5（佐賀ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったアニマルキリシマを半馬身捉え切れず2着となった。
5月3日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2-3（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトゥーヤングに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。