ジングウモデルオー（1988年生、母ガゼルスポート）

ジングウモデルオー（1988年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のギャロップダイナ（当時8歳）と交配したガゼルスポートが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大北牧場。戦績は、中央平地21戦3勝2着2回、地方11戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の三条特別(500万下)。

経歴

デビュー前

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

1月7日、デビュー戦は蛯沢誠治騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は476kg。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた2戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月9日、中6週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

3月24日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ウエスタンマガジンに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月6日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯沢誠治騎手（5戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、最後はグレイテストキングと並んで4着同着となった。

6月1日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で蛯沢誠治騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月20日、中6週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で蛯沢誠治騎手（7戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のウエスタンテーストを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

8月10日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で蛯沢誠治騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

4歳（1992年）

1月26日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で蛯沢誠治騎手（9戦1勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で蛯沢誠治騎手（10戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた13戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

4月12日、中4週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（11戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、ソシアルダンサーに3/4馬身交わされて2着となった。

5月2日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小迫次男騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグリーンフェローに1馬身3/4の差をつけて制した。

5月24日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた16戦目は、5歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（12戦1勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

6月28日、中4週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（13戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた18戦目は、中野栄治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の咲花特別（新潟ダート1700m 曇/不良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

5歳（1993年）

4月11日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野栄治騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた20戦目は、篠原茂騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のフェアリーズンに1馬身3/4の差をつけて3勝目を奪取した。

5月30日、中3週で迎えた21戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の青嵐賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

6歳（1994年）

4月25日、約11か月の休み明けで迎えた22戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、オリオン特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた23戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた24戦目は、オリオン特別（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた25戦目は、宮本一美騎手を鞍上に迎えて、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた26戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮本一美騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた27戦目は、オリオン特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮本一美騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったスルーザタイガーから2馬身半差の2着となった。

7月18日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮本一美騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた29戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮本一美騎手（4戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた30戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮本一美騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた31戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で宮本一美騎手（6戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた32戦目は、オリオン特別（金沢ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で宮本一美騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。