ソシアルダンサー（1988年生、母グラナデイア）

ソシアルダンサー（1988年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のナイスダンサー（当時19歳）と交配したグラナデイアが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地20戦4勝2着3回、地方13戦1勝2着1回。1993年のブラッドストーンステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤竹男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

1月6日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったサンエイラックに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

4月14日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、伸びてきたジョウヨウイーグル決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

6月1日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたニッポーファラオ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月23日、中2週で迎えた5戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

9月8日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

4歳（1992年）

3月21日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた9戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のパワーアスカに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月12日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は柴田政人騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るジングウモデルオーを自慢の末脚で3/4馬身差し切って人気に違わぬ実力を証明した。

5月2日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の秩父特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

6月28日、中7週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月25日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（7戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマチカネポッペアを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って断然の支持に応えた。

12月5日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上900万下の南総特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（8戦2勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（9戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5歳（1993年）

1月6日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の成田特別（中山ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（10戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のユニオンボーイを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

2月6日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（11戦3勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月14日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で柴田政人騎手（12戦3勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

4月3日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、ブラッドストーンステークス（中山芝3200m 外→内晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着を確保した。

5月2日、中3週で迎えた20戦目は、メトロポリタンステークス（東京芝2300m 雨/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

6歳（1994年）

3月9日、約10か月半の休養明けで迎えた21戦目は、米田真由美騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月22日、約6か月半の休み明けで迎えた22戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、一般A B1（高崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月10日、中2週で迎えた23戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般A B1（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた24戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた25戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は茂呂菊次郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月24日、中0週で迎えた26戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、一般A1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったスーパータカオから半馬身差の2着となった。

12月13日、中2週で迎えた27戦目は、三国峠特別（高崎ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7歳（1995年）

1月2日、中2週で迎えた28戦目は、三国峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は茂呂菊次郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた29戦目は、斉藤誠騎手を鞍上に迎えて、少林山特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のエステージェットに1馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

1月26日、中0週で迎えた30戦目は、新春杯（高崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月22日、約7か月の休養明けで迎えた31戦目は、栗林宏騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月9日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた32戦目は、三国峠特別（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月15日、中4週で迎えた33戦目は、四宮幸志騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（高知ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。