エイシンピンキー（2008年生、母ナナコフレスコ）

エイシンピンキー（2008年3月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のデビッドジュニア（当時6歳）と交配したナナコフレスコが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高野牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方12戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の一般C20。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高野牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって525万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、平井豊光によって1,732.5万円で落札された。

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

6月19日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は448kg。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

7月3日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

10月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい10着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず14着に敗れた。

3歳（2011年）

1月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では全く伸びず17着に終わった。

3月5日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて10着に終わった。

7月30日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、6着を確保した。

8月20日、中2週で迎えた8戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

9月29日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた10戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

11月11日、中3週で迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C20（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチーフミッチーに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月24日、中1週で迎えた12戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、JAぎふ農業まつり特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた13戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったリックデビッドに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月31日、中1週で迎えた14戦目は、大垣共立銀行パディントン杯（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したゲーテッドゾロアを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2012年）

1月13日、中1週で迎えた15戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は花本正三騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦のBOSSお誕生日記念杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったマサノアローンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月15日、中2週で迎えた17戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は花本正三騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた18戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた19戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は森島貴之騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた20戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は尾島徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。競走中止となった。