ゲーテッドゾロア（2008年生、母ディープアイ）

ゲーテッドゾロア（2008年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「柵で囲われた＋キャラクター名」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時9歳）と交配したディープアイが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方29戦7勝2着8回。主な勝ち鞍は2012年の十六銀行杯(一般C1)。

経歴

デビュー前

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

10月31日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 小雨/重）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず11着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

12月11日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

3歳（2011年）

2月5日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

4月16日、中5週で迎えた6戦目は、高嶋活士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

5月27日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したザレヴォルーションにアタマ差届かず2着に甘んじた。

6月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったランドスケープに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したモトクンに3/4馬身届かず2着となった。

8月3日、連闘で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で東川公則騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のペガサスビビクンをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

8月18日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で東川公則騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で東川公則騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月11日、中5週で迎えた15戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた16戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は東川公則騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったビハクに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月24日、中1週で迎えた17戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（9戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオグリゴールドに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月15日、中2週で迎えた18戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、新穂高特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた19戦目は、大垣共立銀行パディントン杯（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は東川公則騎手（10戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエイシンピンキーに1馬身半の差をつけて制した。

4歳（2012年）

1月13日、中1週で迎えた20戦目は、良夫と陽子のラブラブ結婚記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（11戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったシルキーカレントに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

1月25日、中1週で迎えた21戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（12戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したエンタープライズを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

2月15日、中2週で迎えた22戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（13戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったミナモダンスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月1日、中1週で迎えた23戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（14戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリンドドレイクを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月15日、中1週で迎えた24戦目は、十六銀行杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で東川公則騎手（15戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミナモダンスを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月23日、中5週で迎えた25戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で東川公則騎手（16戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた26戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で東川公則騎手（17戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったコパノトヨウケに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中1週で迎えた27戦目は、一般B5 C3（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で東川公則騎手（18戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた28戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた29戦目は、水素水36モンド金賞受賞杯（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は湯前良人騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

8月16日、中4週で迎えた30戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（19戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（20戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のレオナプリティーをアタマ差振り切って6勝目を手中に収めた。

9月12日、中1週で迎えた32戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（21戦6勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

10月10日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は湯前良人騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5歳（2013年）

1月10日、約3か月の休養明けで迎えた34戦目は、一般B7 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で湯前良人騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキャットウォークに1馬身半の差をつけて7勝目を手中に収めた。

3月11日、中8週で迎えた35戦目は、早春特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で湯前良人騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。