ノースヒロイン（1991年生、母ミスシヨウリ）

ノースヒロイン（1991年5月19日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のイナリスター（当時7歳）と交配したミスシヨウリが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は酒井孝一。戦績は、中央平地15戦2勝2着1回、地方13戦2勝。主な勝ち鞍は1994年のアラ系4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

6月19日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（京都ダート1200m 雨/良）に出走。馬体重は380kg。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（京都芝1200m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

7月10日、連闘で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたキュートウィン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

8月21日、中2週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は四位洋文騎手（3戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカルストンホマレに約11馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

9月26日、中4週で迎えた6戦目は、アラ系3歳オープン（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた7戦目は、アラ系3歳400万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（5戦1勝）。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では決め手が足りず最後はイズミカメリアと並んで3着同着となった。

10月31日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系3歳オープン（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（6戦1勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

12月18日、中6週で迎えた9戦目は、アラ系3歳400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（7戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

3歳（1994年）

1月8日、中2週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に牝馬ながら52kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で四位洋文騎手（8戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/良）に牝馬ながら52kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で四位洋文騎手（9戦1勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に敗れた。

2月13日、連闘で迎えた12戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/不良）に牝馬ながら52kgの斤量を背負って出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

3月12日、中3週で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1200m 雨/不良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るニッシンキャスターを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目を手にした。

3月19日、連闘で迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブスプリントステークス（小倉芝1200m 晴/良）に牝馬ながら51kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上オープン（阪神ダート1800m 晴/不良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で宝来城多郎騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

5月19日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、水野善太騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1ロ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた17戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のヒロタケボーイに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月13日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、アラ系一般C1イ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた19戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1イ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月28日、中4週で迎えた20戦目は、アラ系一般C1イ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月11日、中1週で迎えた21戦目は、アラ系一般C1イ（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマトプリンスに2馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

10月3日、中2週で迎えた22戦目は、アラ系一般B2イ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4歳（1995年）

2月5日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、アラ系一般B2 C1（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は水野善太騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた24戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた25戦目は、アラ系一般C1ニ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた26戦目は、アラ系一般B2 C1（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月30日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた27戦目は、四宮幸志騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1-2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた28戦目は、マンペイ記念（高知ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で四宮幸志騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。