ヤマトビューテイ（1985年生、母ビューティライダー）

ヤマトビューテイ（1985年4月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のプレストウコウ（当時11歳）と交配したビューティライダーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松本信行。戦績は、中央平地33戦5勝2着9回、中央障害5戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

吉田三郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

4月17日、デビュー戦は林満明騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

5月29日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったレキシントンスターにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中4週で迎えた4戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシルクセイントを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

7月16日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上400万下の不知火特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は林満明騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

8月13日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

4歳（1989年）

2月25日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた7戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は中竹和也騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったエイティマドンナに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月18日、中2週で迎えた8戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下の庄内川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るカルストンエイカンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

4月16日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の播磨特別（阪神芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島信行騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したニシノスバルを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

5月21日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で田島信行騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、伸びてきたロングゴーカイ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月3日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の三田特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田島信行騎手（5戦1勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、5着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の三河特別（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で田島信行騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の飛騨特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で田島信行騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず12着に敗れた。

10月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上400万下の川西特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は林満明騎手（5戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（6戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナムラスパークに5馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

11月12日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（7戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の桃山特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ディープグローリーに交わされて4馬身差の2着となった。

12月16日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（9戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、最後はメイショウアサカゼと並んで3着同着となった。

5歳（1990年）

1月6日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で林満明騎手（10戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したアクロスザシーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

1月20日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で林満明騎手（11戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のナルエースに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

2月3日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の氷ノ山特別（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で林満明騎手（12戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では卓抜な伸びを見せたが、勝ったワンダーエステートにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月18日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、5歳以上900万下の伊丹特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で林満明騎手（13戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったゴールドルーチェーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月15日、中3週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた25戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で林満明騎手（14戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったサギヌマスペインにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月27日、中5週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の三田特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で林満明騎手（15戦2勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で林満明騎手（16戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のテンショウエイトに1馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

9月8日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、スカイブルーステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で林満明騎手（17戦3勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

10月27日、中6週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で林満明騎手（18戦3勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた30戦目は、高雄ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で林満明騎手（19戦3勝）。18頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた31戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、観月橋ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた32戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のサンタクロースハンデキャップ（京都ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

6歳（1991年）

1月26日、中4週で迎えた33戦目は、羅生門ステークス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は林満明騎手（20戦3勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた34戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（21戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月6日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた35戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（22戦3勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったマチカネヤマオロシから6馬身差の2着となった。

4月27日、中2週で迎えた36戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（23戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったエーコークロスから1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月18日、中2週で迎えた37戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（24戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

6月23日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた38戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で林満明騎手（25戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。競走中止となった。