ホクトオーザ（2001年生、母クリスタルホクト）

ホクトオーザ（2001年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のグランドオペラ（当時17歳）と交配したクリスタルホクトが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北斗牧場。戦績は、地方33戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2004年の全日本リーディングジョッキー(一般B3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北斗牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

宮浦正行厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2003年）

10月24日、デビュー戦は市村誠騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は450kg。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったショウリノサンディに詰め切れず、3馬身差の2着に敗れた。

11月1日、連闘で迎えた2戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1390m 曇/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（大井ダート1390m 曇/重）に出走。鞍上は市村誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月29日、中4週で迎えた4戦目は、2歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で市村誠騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

3歳（2004年）

1月6日、連闘で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で市村誠騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で市村誠騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で市村誠騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたマユネミンクス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3月1日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雪/良）に出走。鞍上は6戦連続で市村誠騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のミヤマチャンプに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳オープンの’04雲取賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で市村誠騎手（7戦1勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

4月23日、中4週で迎えた10戦目は、3歳戦の山吹特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で市村誠騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた11戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のひなげし特別（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のかきつばた特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦の矢車草特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったユウユウカイザーを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

7月24日、中3週で迎えた14戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のあさがお特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたカツサカイ決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月14日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦のマリーゴールド特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で持ち堪えて、最後は2着のイシノサヴァントに1馬身半の差をつけて制した。

9月18日、中4週で迎えた16戦目は、港区特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したサンキョウチャイナに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月15日、中3週で迎えた17戦目は、一般B3四（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のナイキビッグに1馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

11月2日、中2週で迎えた18戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、全日本リーディングジョッキー（大井ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のリンカーンスターに1馬身の差をつけて4勝目を収める

12月30日、中7週で迎えた19戦目は、ハンデ戦のアデュー2004賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（6戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2005年）

1月21日、中2週で迎えた20戦目は、白富士賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（7戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた21戦目は、フェブラリースター賞（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（8戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したスターデュエットを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月8日、中3週で迎えた22戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の春麗賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入った。

3月21日、中1週で迎えた23戦目は、トゥインクルオープニング賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2006年）

1月18日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、納谷和玖騎手を鞍上に迎えて、春駒賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

2月1日、中1週で迎えた25戦目は、アメジスト賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で納谷和玖騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3月3日、中3週で迎えた26戦目は、ブラッドストーン賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で納谷和玖騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた27戦目は、トゥインクルオープニング賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で納谷和玖騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた28戦目は、北極星賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（9戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

5月12日、中4週で迎えた29戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、カシオペア賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた30戦目は、プロキオン賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた31戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、ハッピーナイト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた32戦目は、ムーンビーチ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は市村誠騎手（9戦1勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた33戦目は、ふみづき賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。