カツサカイ（2001年生、母エピーロマン）

カツサカイ（2001年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勝つさかい（大阪弁）」。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時12歳）と交配したエピーロマンが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大典牧場（有）。戦績は、中央平地1戦0勝、地方11戦3勝2着6回。2003年のアドマイヤベガ賞で2着に入った他、2003年のイノセントカップ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

林正夫厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2003年）

7月2日、デビュー戦は斉藤正弘騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は514kg。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラックブギウギから2馬身半差の2着となった。

7月10日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のモエレシーリングをクビ差制して初勝利を挙げた。

8月6日、中3週で迎えた3戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のイノセントカップ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。3着に入った。

8月19日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、2歳オープンのアドマイヤベガ賞（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったディーエスライナーから1馬身半差の2着に敗北した。

9月20日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

10月14日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、2歳オープンのアグネスタキオン賞（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

3歳（2004年）

4月19日、約6か月半の休養明けで迎えた7戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたサンキョウチャイナ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

5月20日、中3週で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したリトルフェリスにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のかきつばた特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のミヤマチャンプに2馬身の差をつけて2勝目をマークした。

6月25日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のあじさい特別（大井ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ハネダキャノンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

7月24日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦のあさがお特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のホクトオーザをクビ差振り切って3勝目を手に入れた。

8月16日、中2週で迎えた12戦目は、サードニックス賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、勝ったケージーチカラにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。