トーションビーム（2011年生、母アシュカル）

トーションビーム（2011年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時15歳）と交配したアシュカルが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）グッドラック・ファーム。戦績は、地方37戦10勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年のクライマックススプリント(一般B3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グッドラック・ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

佐々木功厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2013年）

8月7日、デビュー戦は張田京騎手を鞍上に据えて、2歳戦のハイビスカスデビュー（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。馬体重は501kg。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

12月6日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

3歳（2014年）

1月8日、中4週で迎えた3戦目は、林幻騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエドクンに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月20日、中5週で迎えた4戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で林幻騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のイエローブラッドを半馬身振り切って優勝

3月20日、中3週で迎えた5戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の飛脚スプリント（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

4月7日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、極端なハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のツインメイト特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルモヒートに1馬身の差をつけて優勝

5月26日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の若駒特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田利雄騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

7月15日、中6週で迎えた9戦目は、月見草特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田利雄騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田利雄騎手（5戦1勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田利雄騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で内田利雄騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で内田利雄騎手（8戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

10月28日、中4週で迎えた14戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で内田利雄騎手（9戦1勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

4歳（2015年）

3月9日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、椿賞（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は林幻騎手（2戦2勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

4月2日、中2週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた16戦目は、一般C1五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林幻騎手（3戦2勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた17戦目は、伊勢海老賞（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で林幻騎手（4戦2勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた18戦目は、金目鯛賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着を確保した。

5月18日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月15日、中3週で迎えた20戦目は、ハートビートナイター記念（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた21戦目は、ラベンダー賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

9月9日、中4週で迎えた23戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、ブラックバイキングに交わされて2馬身半差の2着となった。

10月6日、中3週で迎えた24戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで猛進したが、ハルノメザメに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月9日、中4週で迎えた25戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、落花生賞（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

12月7日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、あなたの街にサンタは来るで賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のバシルーラに1馬身半の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

5歳（2016年）

4月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から9kg絞って迎えた27戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテラザホットを交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

5月2日、中2週で迎えた28戦目は、金目鯛賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月20日、中6週で迎えた29戦目は、ジェミニ賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で江川伸幸騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るテラザホットを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

7月20日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた30戦目は、風鈴賞（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で江川伸幸騎手（4戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のリンノメサイアに2馬身半の差をつけて7勝目をゲットした。

8月9日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた31戦目は、日暮賞（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で江川伸幸騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力でジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のゴーノムラダイオーに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

9月8日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦のサマーダッシュ（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で江川伸幸騎手（6戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のルックスグーを3/4馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

9月30日、中2週で迎えた33戦目は、クライマックススプリント（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で江川伸幸騎手（7戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のピースフォーエバーをクビ差振り切って怒涛の5連勝を決めた。

11月10日、中5週で迎えた34戦目は、ハンデ戦でオープンのカムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で江川伸幸騎手（8戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた35戦目は、ハンデ戦の里神楽スプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で江川伸幸騎手（9戦7勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

6歳（2017年）

5月5日、約5か月の休み明けで迎えた36戦目は、ハンデ戦のSPAT4プレミアムポイント賞（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で江川伸幸騎手（10戦7勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったリュウノプリンスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月22日、中1週で迎えた37戦目は、ジェイド賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で江川伸幸騎手（11戦7勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。