ホッカイノオーザ（1984年生、母カンエイパーダル）

ホッカイノオーザ（1984年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモガミ（当時8歳）と交配したカンエイパーダルが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）カネツ牧場。戦績は、中央平地23戦1勝、中央障害9戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1987年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

元石孝昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

9月14日、デビュー戦は安田富男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。馬体重は440kg。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

10月26日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田富男騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で安田富男騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず最後はアームブリバーと並んで4着同着となった。

12月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安田富男騎手（5戦0勝）。17頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

3歳（1987年）

3月21日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝2000m 曇/重）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

8月1日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、柴崎勇騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

8月22日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴崎勇騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた10戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサンコウクロスに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月26日、中1週で迎えた11戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の佐倉特別（中山芝2500m 曇/不良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下の河口湖特別（東京芝2200m 雨/稍重）に出走。鞍上は田村正光騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は失速してしまい15着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下の本栖湖特別（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた14戦目は、津留千彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の白樺湖特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田村正光騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びを欠き16着に敗れた。

4歳（1988年）

1月5日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の成田特別（中山ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（6戦0勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 晴/良）に48kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた19戦目は、酒井健二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上400万下の渥美特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井健二騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

3月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、5歳以上1400万下のブラッドストーンステークス（東京芝3200m 曇/稍重）に出走。鞍上は田村正光騎手（5戦1勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

4月24日、中4週で迎えた22戦目は、5歳以上400万下（新潟芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

6月25日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、富田正信騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で富田正信騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で富田正信騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた27戦目は、鈴木勇騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木勇騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のカヅサシンゲキに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月2日、中4週で迎えた29戦目は、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は富田正信騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったアサクサステージから1馬身1/4差の2着となった。

10月22日、中2週で迎えた30戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で富田正信騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月6日、中1週で迎えた31戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で富田正信騎手（5戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月10日、中4週で迎えた32戦目は、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で富田正信騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。