ミユキアイラブユー（2019年生、母アンナヴァン）

ミユキアイラブユー（2019年2月11日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+愛してるよ。ミユキ愛してるよ」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時12歳）と交配したアンナヴァンが19歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、長井純一によって2,310万円で落札された。

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月10日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は536kg。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

9月5日、中7週で迎えた2戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に終わった。

3歳（2022年）

2月6日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた3戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

3月12日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアルマイメルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月27日、中1週で迎えた5戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のウィンダミアに2馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

6月4日、中9週で迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

8月14日、中9週で迎えた7戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（札幌ダート1000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したムジックに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮戦したが、伸びてきたニューフロンティア決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

12月18日、中3週で迎えた10戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの高砂特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

4歳（2023年）

5月21日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの火打山特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山琉人騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では超凡な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5歳（2024年）

2月18日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの伊万里特別（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた13戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの伊良湖特別（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、4着に入った。

3月24日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は小沢大仁騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

7月21日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの米沢特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカリュウに2馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

10月27日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムエイシンフラッシュカップ（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦1勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。