リードシンフォニー（1987年生、母リードキャンディ）

リードシンフォニー（1987年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリードワンダー（当時9歳）と交配したリードキャンディが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は江渡繁治。戦績は、中央平地20戦3勝2着2回、中央障害10戦1勝。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

浜田光正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

7月16日、デビュー戦は田原成貴騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

9月10日、中7週で迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したシンロベルトを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月22日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトウショウアイをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

11月25日、中4週で迎えた5戦目は、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳400万下のさざんか賞（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

3歳（1990年）

3月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、4歳500万下（阪神ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったホワイトアローにねじ伏せられて8馬身差の2着となった。

4月7日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下の君子蘭賞（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

6月16日、中9週で迎えた10戦目は、4歳500万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（6戦1勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4歳（1991年）

3月17日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のベストアンバーに1馬身の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

4月13日、中3週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（8戦2勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の祇園特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（9戦2勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた15戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の日吉特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（10戦2勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた17戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中京ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた18戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 曇/不良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（11戦2勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のポットウオーマーに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月25日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の西海賞（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（12戦3勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

10月6日、中5週で迎えた21戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で嘉堂信雄騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のリアルカピターンをハナ差制して優勝

12月22日、中5週で迎えた24戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で嘉堂信雄騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（1992年）

1月19日、中3週で迎えた25戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で嘉堂信雄騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた26戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で嘉堂信雄騎手（5戦1勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月16日、連闘で迎えた27戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で嘉堂信雄騎手（6戦1勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた28戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は8戦連続で嘉堂信雄騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

3月14日、中1週で迎えた29戦目は、藤原哲朗騎手を鞍上に迎えて、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（春）（阪神障害芝3150m 晴/良）に55kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月4日、約3か月半の休み明けで迎えた30戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は嘉堂信雄騎手（8戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。