タニオブシャルマン（2005年生、母シラオキシャルマン）

タニオブシャルマン（2005年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時6歳）と交配したシラオキシャルマンが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）桑田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方23戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年の一般C2十。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

9月22日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

3歳（2008年）

1月13日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

3月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では末脚に勢いがなく18着に終わった。

5月6日、中4週で迎えた4戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

5月26日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

6月21日、中3週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた6戦目は、3歳C2三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた7戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C2四（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のJA岩手ふるさとはと麦杯（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C2四（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

9月14日、中1週で迎えた11戦目は、3歳C2三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田盛夫利騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で沢田盛夫利騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トーセンウィズダムに交わされて2馬身半差の2着となった。

11月23日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（8戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（9戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゲイリークインを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月28日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田盛夫利騎手（10戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトーセンファンタスを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

4歳（2009年）

4月6日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ウイニングアークに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4月20日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたダイレクトアタック決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

5月5日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタカノディアスを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

5月24日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（11戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（12戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（13戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

8月22日、中6週で迎えた25戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。