クイーンビースト（1998年生、母ビューティサイン）

クイーンビースト（1998年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のミルジヨージ（当時23歳）と交配したビューティサインが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は松本牧場（三石）。戦績は、地方42戦3勝2着9回。主な勝ち鞍は2003年のおうし座特別(一般C1一)。

経歴

デビュー前

中村健二厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2001年）

1月14日、デビュー戦は堀千亜樹騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は452kg。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のドラールブライトンを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

1月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀千亜樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で堀千亜樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のディアルタイムに1馬身の差をつけて制した。

3月28日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦の君子蘭特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で堀千亜樹騎手（4戦2勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた6戦目は、鎌田滋騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のチューリップ特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のカーネーション特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（5戦2勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったドラールブライトンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月21日、中0週で迎えた8戦目は、3歳戦の白ばら特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で堀千亜樹騎手（7戦2勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

10月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、一般C1八九（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で堀千亜樹騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

10月30日、中3週で迎えた11戦目は、一般C1八九十（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で堀千亜樹騎手（9戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったオーイノテンシにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

12月12日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた12戦目は、一般C1六（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は鎌田滋騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた13戦目は、脇本一幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したキンシャイにハナ差届かず2着となった。

4歳（2002年）

1月10日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1四（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で脇本一幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1五六（大井ダート1390m 晴/重）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（10戦2勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

2月20日、中3週で迎えた16戦目は、一般C1五六（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（11戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1七八（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀千亜樹騎手（12戦2勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1六七（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で堀千亜樹騎手（13戦2勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1六（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は脇本一幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったエムジョーカーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4月25日、中1週で迎えた20戦目は、おおぐま座特別（大井ダート1590m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（14戦2勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1四（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は鎌田滋騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

5月30日、中2週で迎えた22戦目は、いるか座特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（15戦2勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったタカトモサイクロンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月1日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた23戦目は、紅葉特別（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（16戦2勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1三（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀千亜樹騎手（17戦2勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったミノリカーリーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月13日、中2週で迎えた25戦目は、初霜特別（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で堀千亜樹騎手（18戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた26戦目は、ジルベスター賞（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で堀千亜樹騎手（19戦2勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって10着に終わった。

5歳（2003年）

1月15日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1五（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で堀千亜樹騎手（20戦2勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

2月2日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1四五（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で堀千亜樹騎手（21戦2勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1五六（大井ダート1390m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で堀千亜樹騎手（22戦2勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したホクトサブを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

3月18日、中3週で迎えた30戦目は、若草特別（大井ダート1590m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で堀千亜樹騎手（23戦2勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

4月23日、中4週で迎えた31戦目は、一般C1四五（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で堀千亜樹騎手（24戦2勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた32戦目は、かに座特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で堀千亜樹騎手（25戦2勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた33戦目は、たて座特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で堀千亜樹騎手（26戦2勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた34戦目は、牝馬限定のハンデ戦のジューンブライド特別（大井ダート1690m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で堀千亜樹騎手（27戦2勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

7月6日、中0週で迎えた35戦目は、一般C1三四（大井ダート1390m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で堀千亜樹騎手（28戦2勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた36戦目は、つる座特別（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で堀千亜樹騎手（29戦2勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったバンダムジョリーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月15日、中2週で迎えた37戦目は、みずがめ座特別（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は鎌田滋騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、勝ったナリタルートワンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

8月29日、中1週で迎えた38戦目は、はくちょう座特別（大井ダート1690m 晴/稍重）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（30戦2勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた39戦目は、重陽特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（31戦2勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた40戦目は、ながつき特別（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀千亜樹騎手（32戦2勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた41戦目は、おうし座特別（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で堀千亜樹騎手（33戦2勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るテロメレースを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って久しぶりに白星を挙げた。

11月3日、中2週で迎えた42戦目は、江戸開府400年記念（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で堀千亜樹騎手（34戦3勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。