マジックレディー（1989年生、母ダイナサマンサ）

経歴

デビュー前

高橋隆厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

3月15日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中京ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したフリーウィルを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月22日、連闘で迎えた2戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、4歳未出走（中京芝1200m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたダイゴウカウンセル決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月12日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、スーパープレーヤーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4月25日、中1週で迎えた4戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のタカラファイターに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

5月17日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したガーネットバンブーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

6月6日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた7戦目は、内田国夫騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のえのき賞（中京芝1200m 雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のローリエアンドレをアタマ差振り切って2勝目を奪取した。

10月24日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（4戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の東山特別（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

12月20日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の夙川特別（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は内田国夫騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

4歳（1993年）

1月10日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田国夫騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

2月7日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田国夫騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

7月11日、約5か月の休養明けで迎えた14戦目は、5歳以上900万下の室町特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月24日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（7戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月14日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（8戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

9月11日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の箕面特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田国夫騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

10月2日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（9戦1勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の土湯特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田国夫騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したベストライアーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

10月30日、連闘で迎えた20戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 雨/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月5日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田国夫騎手（6戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

12月12日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の長篠特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田国夫騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

5歳（1994年）

7月30日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下の九重特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のダンスミロードをクビ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

10月2日、中4週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の夕月特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したスプライトスターにハナ差届かず2着となった。

10月22日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の甲東特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

10月30日、連闘で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の芦屋川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石橋守騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた29戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上900万下のクリスマスキャロル賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったショウリノメガミにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。