エアアナベル（2009年生、母エアヴァレナ）

エアアナベル（2009年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋アジサイの品種」。毛色は栗毛。種牡馬のデュランダル（当時10歳）と交配したエアヴァレナが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）猿倉牧場。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方13戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の日胆農協青年部“絆”特別(一般C1-1)。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

2月12日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

5月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

6月10日、中4週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したデイジーバローズに半馬身届かず2着となった。

7月1日、中2週で迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

8月26日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月1日、連闘で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

10月11日、中5週で迎えた7戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、幌尻岳賞（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のバンローズを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月25日、中1週で迎えた8戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、日胆農協青年部“絆”特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のベリーキュートをアタマ差振り切って下馬評通りの実力を証明した。

11月6日、中1週で迎えた9戦目は、プレミアムアルコールフリー特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は阪野学騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたヒューオンパイン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月29日、中7週で迎えた10戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四五（大井ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

4歳（2013年）

1月21日、中2週で迎えた11戦目は、福寿草賞（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。

4月29日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

5月7日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2五六（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田大騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田大騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

6月18日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2五六（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡田大騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡田大騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた18戦目は、ニッカンスポーツコム杯（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡田大騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

7月23日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2六七（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で岡田大騎手（7戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。