ベリーキュート（2007年生、母ニットウジャンヌ）

ベリーキュート（2007年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のザッツザプレンティ（当時7歳）と交配したニットウジャンヌが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日東牧場。戦績は、地方29戦6勝2着7回。主な勝ち鞍は2011年のヤマブキ特別(C3-1)。

経歴

デビュー前

原孝明厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

9月10日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は482kg。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

11月19日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のサッポロがぶ飲みミルクコーヒー賞（門別ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマストビヨンセに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2010年）

4月28日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた3戦目は、3歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のケリーズラブに4馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

5月13日、中1週で迎えた4戦目は、3歳オープンの立夏特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

5月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るトゥバンを強烈な末脚でアタマ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

7月7日、中5週で迎えた6戦目は、3歳戦のプレセペ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（4戦3勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、ティアップエースに3/4馬身交わされて2着となった。

7月28日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のヒヤデス特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で坂下秀樹騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ダノンフリーデンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月12日、中1週で迎えた8戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマゼラン特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シシノテイオーに交わされて2馬身差の2着となった。

4歳（2011年）

5月4日、約9か月の休養明けで迎えた9戦目は、ヤマブキ特別（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（6戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のギターラに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

5月26日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、一般C2-1（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（7戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のニジに1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5歳（2012年）

4月26日、約11か月の休み明けで迎えた11戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2-2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（8戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（9戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクラフジビューを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

6月5日、中1週で迎えた14戦目は、手稲山ミヤマスミレ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（10戦6勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

8月1日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、様似町アポイの火まつり特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（11戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

8月30日、中3週で迎えた16戦目は、にったん管内農協「よい食」特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（12戦6勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた17戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、Aiba静内祭特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

10月10日、中1週で迎えた18戦目は、藤袴特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた19戦目は、日胆農協青年部“絆”特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したエアアナベルにアタマ差届かず2着に惜敗した。

11月7日、中1週で迎えた20戦目は、室蘭うずらの卵特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

6歳（2013年）

4月24日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた21戦目は、むろらん3大グルメ特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（13戦6勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた22戦目は、アヤメ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（14戦6勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったサクラインペリアルにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

5月22日、中1週で迎えた23戦目は、山法師特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（15戦6勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた24戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、釧路定置トキシラズ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた25戦目は、石榴特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上幹太騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したコスモロゼットを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中1週で迎えた26戦目は、優駿の里安平町アサヒメロン特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上幹太騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

8月14日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦のグランシャリオナイター5周年特別2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（16戦6勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、最後はサクラテイオーと並んで3着同着となった。

8月27日、中1週で迎えた28戦目は、鳳仙花特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（17戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

11月6日、中9週で迎えた29戦目は、こぶねちゃん新キャラ記念特別（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は井上幹太騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったロゼシャンパーニュに詰め切れず、8馬身差の2着となった。