サンエイサングラス（1992年生、母テルノロマン）

サンエイサングラス（1992年3月9日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサンテステフ（当時10歳）と交配したテルノロマンが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は帰山清貴。戦績は、中央平地23戦2勝2着3回、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

清水久雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

3月12日、デビュー戦は菊沢隆仁騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中京ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

3月25日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメガミゲランを鬼脚でアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

4月29日、中4週で迎えた3戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた4戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた5戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京ダート1000m 雨/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたカルメンレデイー決め手に屈してハナ差の2着となった。

9月16日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月7日、中2週で迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したデーエスハートにハナ差届かず2着に甘んじた。

10月21日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のプラントテンパレに1馬身1/4の差をつけて2勝目を挙げた。

4歳（1996年）

6月29日、約7か月の休養明けで迎えた13戦目は、原昌久騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原昌久騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原昌久騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったミナミノブレーヴに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月11日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で原昌久騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で原昌久騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で原昌久騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

9月15日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で原昌久騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月21日、連闘で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で原昌久騎手（7戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

10月24日、中4週で迎えた21戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルレイン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた22戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、マルチドリーム特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマノトッキュウに1馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

11月17日、中1週で迎えた23戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下の美浦特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は宗像徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

12月8日、連闘で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。