ハイヤーザンヘブン（2001年生、母クリプトコンデッサ）

ハイヤーザンヘブン（2001年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「天国より高く」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時9歳）と交配したクリプトコンデッサが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は宮城県、生産者は（株）関兵牧場。戦績は、中央平地18戦1勝、中央障害21戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の障害4歳以上オープン。

経歴

デビュー前

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

9月28日、デビュー戦は宗像徹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は450kg。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクライナセを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月25日、中3週で迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の百日草特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

3歳（2004年）

5月15日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

6月13日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた5戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の広瀬川特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。

4歳（2005年）

2月20日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/重）に出走。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3月12日、中2週で迎えた8戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

4月3日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた10戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた11戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の加治川特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた12戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

10月29日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は宗像徹騎手（1戦1勝）。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では全く伸びず18着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

12月3日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

5歳（2006年）

1月8日、中4週で迎えた16戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

2月5日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に沈んだ。

2月25日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は宗像徹騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったアートレータから半馬身差の2着に敗北した。

4月2日、中2週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で宗像徹騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルホライズンから約10馬身差の2着に敗北した。

5月6日、中4週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で宗像徹騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノヘブンズドアに約14馬身の大差をつけて久々に美酒を浴びた。

6月3日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3370m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宗像徹騎手（7戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた23戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に終わった。

11月4日、中5週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた24戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は宗像徹騎手（8戦2勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

6歳（2007年）

3月18日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた25戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月7日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた26戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。最後は、2着のミヤビペルセウスに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5月12日、中4週で迎えた27戦目は、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は宗像徹騎手（9戦2勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月1日、約7か月の休養明けで迎えた28戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

12月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 曇/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

7歳（2008年）

1月19日、中3週で迎えた30戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3190m 晴）に出走。鞍上は金子光希騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた31戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月12日、中8週で迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は宗像徹騎手（10戦2勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた33戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（11戦2勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウハーデスに1馬身3/4の差をつけて4勝目を手に入れた。

6月14日、中5週で迎えた34戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宗像徹騎手（12戦3勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月1日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で宗像徹騎手（13戦3勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた36戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は金子光希騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。13着に終わった。

12月27日、中4週で迎えた37戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は宗像徹騎手（14戦3勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。11着に終わった。

8歳（2009年）

4月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた38戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に62kgの斤量を背負って出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月13日、中8週で迎えた39戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。14着に終わった。