マグニフィセント（2014年生、母スズカダーリン）

マグニフィセント（2014年4月15日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「崇高な、豪華な」。毛色は鹿毛。種牡馬のトーセンホマレボシ（当時5歳）と交配したスズカダーリンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武牧場。戦績は、中央平地13戦0勝、地方12戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年の一般C1八。

経歴

デビュー前

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月3日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 雨/良）に出走。馬体重は510kg。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた2戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

11月6日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

12月4日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

3歳（2017年）

1月21日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で菊沢一樹騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着を確保した。

2月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で菊沢一樹騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

4月1日、中7週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で菊沢一樹騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

6月18日、中8週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢一樹騎手（6戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（7戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（8戦0勝）。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

9月24日、中4週で迎えた14戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったトーアウラシマに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月10日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2八（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

10月24日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月31日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のクレールソレイユに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月12日、中1週で迎えた18戦目は、「e-SHINBUN×けいばキンキ」杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったマダムストーリーに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

11月26日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1八（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスマッグフェイスに1馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

12月12日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1二（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、シグラップマリアにハナ差交わされて2着に甘んじた。

12月31日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた21戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2018年）

1月26日、中3週で迎えた22戦目は、一般C3二三四（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

2月24日、中3週で迎えた23戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた24戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

4月20日、中5週で迎えた25戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。