ブラックブレット（1986年生、母スタームーン）

経歴

デビュー前

2歳（1988年）

10月9日、デビュー戦は田村正光騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 曇/重）に出走。馬体重は518kg。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアサカアルコオーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1989年）

3月26日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、4歳400万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

8月12日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

4歳（1990年）

4月1日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のダイワアンバスに1馬身1/4の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

5月20日、中3週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の日吉特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下の松島特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

7月14日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の新津特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

8月5日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の米山特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

10月6日、中8週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田善臣騎手（6戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカルチェラタンに8馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

10月28日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田善臣騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のセイカンオーを半馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

11月10日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で柴田善臣騎手（8戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた13戦目は、C.ブラック騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’90インターナショナルジョッキーズ2（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

5歳（1991年）

2月2日、中9週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアドミラルスキーに7馬身の差をつけて5勝目をゲットした。

2月16日、中1週で迎えた15戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のフェブラリーハンデキャップ（東京ダート1600m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

4月21日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、ハンデ戦の丹沢ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（10戦4勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に敗れた。