モガミブラン（1985年生、母アイズクイン）

モガミブラン（1985年3月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は芦毛。種牡馬のダンシングキヤツプ（当時17歳）と交配したアイズクインが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は山田政宏。戦績は、中央平地7戦2勝。1987年のアラブ3歳ステークス(アラ系3歳オープン)に勝利した他、1987年のアラブ3歳ステークス(アラ系3歳オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

境征勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

7月19日、デビュー戦は小島太騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（新潟ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は416kg。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

7月25日、連闘で迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/不良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフレンドセンプーを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月23日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦1勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり3着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた4戦目は、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は小島太騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた5戦目は、関口睦介騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳300万下のアラブ3歳特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関口睦介騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のセイユウレディをハナ差振り切って2勝目を手中に収めた。

3歳（1988年）

2月13日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、アラ系4歳以上オープン（東京ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら50kgの斤量を背負って出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。